厨房前にある食べ放題の炊飯器やスープ用のフードウォーマーが置いてある、木製棚付近でチャバネゴキブリを見かけるとの事で、新規の駆除施工を実施しました。定期的に他の業者が入っていた様ですが、完全に駆除するのは厳しかった様です。

生息状況

炊飯器やプラスチック製の小物入れ引き出しを動かすと、隅の方にチャバネゴキブリが数匹いました。お盆が大量に重ねてあったので、それも退かしてみたらやはり奥の方に生息していました。ただこの程度ならどの業者が施工しても効果は出るはずです。根本的な生息箇所は表面ではなく、裏側や内部の空間だと考えるのが妥当だと思いました。

木製棚は横にあと2台連なって設置してあったので、そちらも入念に確認をしました。棚の高さを自由に調整できるタイプの棚で、未使用の仕切り板が棚の底面にはまっていました。サイズがぴったりなので、未使用の板はよく底面に敷いてあります。張り付いていてなかなか外れませんでしたが、ビンゴでした！敷かれた仕切り板の下に点検口の様なフタがありました。フタを外すと電気配線の何かがありました。チャバネゴキブリは目視でも多数確認しました。害虫駆除施工を実施した形跡もなく、もちろん生息調査用のトラップもありませんでした。

原因

表面的な駆除施工しかしなかった事だと思います。上記した『底面に敷かれた仕切り板』の上にベイト剤の施工跡があったので、退かさなかったのかもしれません。同じ様な駆除剤を使用していても効果に差が出るのは、長年の施工経験や知識ノウハウから来る発見力なんだと思います。

対策

底面下の空間には配線に注意して駆除剤の残留噴霧処理、届く範囲になりますがベイト剤の塗布処理を実施して、生息調査用のトラップを設置しました。また、木製棚全体には施工跡が目立たない様にベイト剤の塗布処理を実施しました。しばらくはチャバネゴキブリを見かけると思いますが、2～3週間もすれば見なくなると思います。

まとめ

業者が入っているけどなかなか効果が出ない場合、考えられる原因は３つあります。

・取りこぼし

今回の原因はこれです。経験豊富な施工員であれば、弊社でなくても同じポイントは発見できたかと思います。駆除防除力の高い信頼できる業者を探すのは難しいですが、契約している業者で駆除が出来ない場合はすぐに他社と契約する方が得策だと思います。

・薬剤抵抗性ゴキブリの発生

同じ薬剤を使用し続けると、その成分に抵抗性を持つ個体が生き延び繁殖を繰り返す事で、その成分が効かないゴキブリが増えてしまい、駆除出来なくなってしまう現象です。抵抗性ゴキブリ対策のノウハウがある業者なら、こうなる前に対策を講じているのでなりません。同じ業者と2年契約していて効果が出ないなら、抵抗性ゴキブリ対策のノウハウは無いと考えてよいかと思います。

・外部侵入

多くはないと思いますが、古い飲食ビルや長屋のように店舗が連なった状態、それに近くのゴミ集積場で発生しているとか。この様な外的原因の場合は防除効果を徹底的に高める以外には対策はありません。入って来ても住み着けない様に！

①②③どの場合でも、弊社ではお客様にご満足いただけるサービスを提供できる準備は万端です。お困りの方はお気軽にご相談ください。

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